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孤独はなぜ素晴らしいのか?―孤独が人を強くする

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孤独

この言葉にどのようなイメージを持っていますか?

孤独【こどく】

仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること
出典:デジタル大辞泉

現代社会において、孤独はいけないことだとされています。学校・会社なんてまさにそうでしょう。そこは嫌でも人と「つながる」ことを強制します。社会で孤独になることは悪だということです。

しかし、歴史上の偉人、天才と呼ばれる思想家・芸術家は皆、孤独な人生を送っていました。次のように孤独の素晴らしさを説く者もいます。

おお、孤独よ! あなたはわたしのふるさとだ!

孤独よ! あなたのいま言ったような声が、なんと至福にみち、やさしく、わたしに語りかけてくることだろう!

わたしとあなたは、なにもねあったり嘆きあったりしない。たがいに扉をあけはなして、自由に行き来する。

まったくあなたのところこそ、自由で、明るい。

出典:ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』

私は独り身が好きです。孤独は人を強くします。孤独は素晴らしい! 一人(独り)こそ至高!

孤独の素晴らしさとは何か?

今回は孤独の素晴らしさについて語っていきます。

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孤独は心の安らぎである

孤独の味、心の安らいの味をあじわったならば、熱のような悩みも無く、罪過も無くなる、真理の喜びの味をあじわいながら。

出典:中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』

孤独は心の安らぎです。

現代は人間関係の悩みに苦しむ人で溢れています。ただ、こういった悩みは孤独になることで解決するものです。

孤独は人を「つながり」による束縛から解放し、心を安らかにしてくれます。

狂気は個人にあっては稀有なことである。しかし、集団・党派・民族・時代にあっては通例である。

出典:ニーチェ『善悪の彼岸』

ニーチェの言う「狂気」というのは自分を見失うことです。集団の中にいると誰しも狂ってしまいます。集団に属すると自分が自分でなくなるのです。

国家は人々を集団という名の檻に閉じ込めることで、社会に従順な人を大量に作り上げます。少しでもはみ出れば、迫害の対象です。“いじめ”はその典型例でしょう。

人が持つ個性は潰され、権威に従うだけの人が量産されます。ニーチェが言うように、集団というのは狂気なのです。

仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。

他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

出典:中村元『ブッダのことば―スッタニパータ』

人ごみの中は疲れます。ただうるさいだけです。心も体も休まらず、落ち着きません。自由も奪われます。

自由になるには、他人からの従属から解放されるしかありません。孤独になることは自由になることと同じです。ただひたすら独りで歩みましょう。

愚かな者を道伴れとするな。独りで行くほうがよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。林の中にいる象のように。

出典:中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』

嫌いな人・愚かな人と繋がるくらいならば、一人で歩む方がよっぽどマシです。

自分を悩ます「つながり」なんて、断ち切ってしまえばいいのです。一人で生きるというのは難しいことではありません。

自分を脅かす存在を避けるためにも、孤独になるというのは賢い判断です。孤独は自分の身を守る行為でもあるのです。

人の真価は孤独によって発揮される

独りでいられる能力の発達は、脳がその最良の状態で機能するためにも、個人が最高の可能性を実現するためにも必要である。

人間は容易に自分自身の最深部にある要求や感情から遊離してしまう。

学習、思考、革新、そして自分の内的世界への接触を維持すること、これらはすべて孤独によって促進されるのである。

出典:アンソニー・ストー『孤独』

集団の中では誰しも流されがちです。周りに従うことが正しいと盲信し、無意識に自分を押し殺してしまいます。集団はこのようにして、個人が持つ能力の発達と可能性の実現を妨げます。

しかし、孤独であれば誰にも干渉され せん。静かに内省して、自分を見つめ直せます。自分を見つめ直すことは自分に正直になることでもあります。自らの力を最大限に発揮するには自分に正直になることが欠かせません。孤独は自分の真価を発揮できる最良の状態なのです。

実際、名のある思想家・芸術家は皆が孤独でした。彼らの考えや作品は革新的・前衛的であるが故に理解されにくいものの、多くの人を魅了しています。

人の心を動かすものは孤独に考えることで生まれるのです。

怠りなまけている人々のなかで、ひとりつとめはげみ、眠っている人々のなかで、ひとりよく目醒めている思慮ある人は、疾くはしる馬が、足のろの馬を抜いてかけるようなものである。

出典:中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』

集団の中にいると、誰しも怠けがちです。「誰かがやってくれる」など、依存的な考えに陥ります。集団の中では何事にも意欲を失い、成長しなくなるのです。

逆に、孤独になれば怠ける暇なんてありません。誰にも依存することなく自分の力で為し遂げることが必要です。自ら主体的に努め励んでこそ、個人の能力は発揮されます。成長にも繋がります。

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まとめ:人は孤独によって強くなる

見離されているというのは、孤独とはまるで違う。

出典:ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』

いつの時代であっても、実力ある人は群れることを嫌い、孤独を好みます。

個人が真価を発揮するには、孤独になることが欠かせないのです。「孤独が人を強くする」というのはやはり正しいかと。

ひとり坐し、ひとり臥し、ひとり歩み、なおざりになることなく、自分ひとりを楽しめ。つねにひとりで林の中に住め。

出典:中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』

世間と常識が正しいとは限りません。自分が正しいと思うのならば、ただひたすら一人で突き進みましょう。

孤独の生活の目的とは、もっとゆうゆうと、 もっと気ままに暮らすという ただ一つであると私は信ずる。

出典:ミシェル・モンテーニュ『エセー 第一巻』

私は群れることなく、一人で悠々と暮らす人生を送りたいです。それ以上は何も求めません。

あなたはどんな人生を送りたいですか?

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