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贅沢は苦痛!? 質素になるべき3つの理由

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「質素」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

しっ‐そ【質素】

1 .飾りけがないこと。質朴なこと。また、そのさま。「質素な身なり」
2 .生活などがぜいたくでなく、つつましくて倹約なこと。また、そのさま。「質素に暮らす」

出典:デシタル大辞泉

大半の人は「地味でつまらない」とか「貧乏としか思えない」といった感想を抱くでしょう。

しかし、多くの偉人は質素こそ素晴らしいと説いており、彼ら自身も質素な生活を好みました。

例えば、作家・詩人として有名な宮沢賢治は『雨ニモマケズ』にて、質素に生きることの素晴らしさを詠っています。

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

…(中略)

ひでりのときはなみだをながし

さむさのなつはオロオロあるき

みんなにデクノボーとよばれ

ほめられもせず

くにもされず

そういうものに

わたしはなりたい

出典:宮沢賢治『雨ニモマケズ』

仏教の開祖として有名なブッダは以下のように説いています。

世の中の遊戯や娯楽や快楽に、満足を感ずることなく、心ひかれることなく、身の装飾を離れて、真実を語り、犀の角のようにただ独り歩め。

貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、(見せかけで)覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め。

出典:中村元『ブッダのことば―スッタニパータ』

たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満足されることはない。「快楽の味は短くて苦痛である」と知るのが賢者である。

貪っている人々のあいだにあって、患い無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々のあいだにあって、貪らないで暮そう。

われらは一物をも所有していない。大いに楽しく生きて行こう。光り輝く神々のように、喜びを食む者となろう。

出典:中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』

ブッダも言っているように、欲望が満たされることはありませんし、貪って快楽を得ようとすることは苦痛です。逆に言えば、質素な人こそ真に楽しく生きることができます。

質素な生活の素晴らしさとは何か?

今回な質素であることの利点について書いていきます。

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無駄遣いしなくなる

質素な人は無駄遣いしません。価値判断能力に長けているからです。

質素な生活によって価値判断能力が養われ、必要ないもの・余計なものを持たなくなります。

たとえ、後からそれが発生しても躊躇なく切り捨てられます。物に対する損得勘定が強いのです。

浪費は質素な人が最も嫌うことです。余計なものは邪魔でしかありませんから。

そうならないためにも、質素な人は自分にとって必要なもの・不要なものを見極めることで、浪費を防ぎます。

工夫するようになる

質素な人は何事も最低限だけで済まそうとします。そのため、考え工夫することが癖として身に付いています。

例えば、冷蔵庫の余り物を使って料理を作ることがそうです。余計に買い足さず今あるもので何とかしようとします。

余り物だけで食欲満たしながらゴミも減らせるという…まさに、一石二鳥ですね。つまり、質素な人ほど物を大事にするのです。

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心も体も健康になる

質素な人は常に身の丈に合った生活を送ります。欲望に惑わされたりしません。だから、心も体も豊かで健康です。

高級なものを着飾るなど、見栄を張ることで得られるのは虚無感だけです。所詮は無理して取り繕った偽りの自分なのですから。身の丈に合わない生活は自分の身を滅ぼします。

余計なもの・邪魔なものに囲まれるのは苦痛です。逆に言えば、それらを持たない生活によって心身は安定します。

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まとめ:質素な生活は幸福に繋がる

以上のことが質素であることのメリットです。質素な生活は人々を幸福にします。

欲望と同様、贅沢には際限がありません。だから、贅沢なんて必要ないのです。

実に欲望は色とりどりで甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで、心を攪乱する。欲望の対象にはこの患いのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

これはわたくしにとって災害であり、腫物であり、禍であり、病であり、矢であり、恐怖である。諸々の欲望の対象にはこの恐ろしさのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。

出典:中村元『ブッダのことば―スッタニパータ』

わたしたちが求めるべきなのは贅沢ではなく、何気ない日常に楽しさを見出だすことです。

自分を取り繕うことなく平和的かつ健康的に過ごせること、つまり質素な生活こそ一番の幸福に違いありません。

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