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この世に同じ人間は存在しない! 個性とは何か?

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各人が持つ個性(自分らしさ)は大切であるとされています。

「個性は素晴らしいものであり、尊重されるべきである」と…

個性(こせい)とは、個人や個体の持つ、それ特有の性質・特徴。特に個人のそれに関しては、パーソナリティと呼ばれる。
出典:個性-Wikipedia

でも、「個性がある」というのは具体的にはどういうことなのでしょうか?

日本の芸術家・美食家、北大路魯山人は個性を次のように定義しています。

個性とはどんなものか。
うりのつるになすびはならぬ――ということだ。
出典:北大路魯山人『個性』

これは一体どういう意味なのでしょうか? 個性とは何か?

今回は北大路魯山人の著書を基に個性について考察していきます。

個性には魅力がある

型にはまって習ったものは、仮に正しいかも知れないが、正しいもの、必ずしも楽しく美しいとはかぎらない。
個性のあるものには、楽しさや尊さや美しさがある。

個性のあるものの中には、型や、見かけや、立法だけでなく、おのずからなる、にじみ出た味があり、力があり、美があり、色も匂いもある。

個性あるものは楽しさや美しさといった魅力があります。

型にはまったものは世間からすれば正しいのでしょう。しかし、魅力があるとは言いがたいです。一言で表すと“ありきたりでつまらないもの”

一方、個性あるものは異彩を放ち、多くの人を魅了します。時にそれは間違っているだとか変だとか批判されることもあるでしょう。それでもなお、既存の価値観・常識を打破し、人々の凝り固まった考えをほぐしてくれるのです。

身近な例として、絵画が分かりやすいでしょう。ピカソ『泣く女』は私のような素人からすれば変な絵にしか見えません。しかし、世界的には高い評価を受けています。

ピカソ
(ピカソ『泣く女』)

ただ綺麗に描くだけが芸術ではないということ。斬新さといった、今までない発想も芸術の一つなのです。これは、小説や漫画、ゲームなど異なる分野でも同じことが言えます。

個性あるものは世間的には受け入れられなくても、既存のものにはない魅力があるのです。

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型にはまるのは寂しい

先生、という型、わたしは立派だと思ったが、同時に大変さみしく思った。型にはまったればこそ、型にはまった教育を間違いなくやれるのだ。だが、型にはまってしまっているがために、型にはまったことしかできないのだ、と、思った。

型から始まるのも悪くはないが、自然に型の中にはいって満足してしまうことが恐ろしい。

型にはまるというのは決して悪いことではありません。それでも、型にはまることに満足し、ありきたりのことしかできないというのはやはり寂しいものです。

かといって、ただ斬新にすれば良いという考えも良くありません。風変わりになることだけを考えて滅茶苦茶になることもあります。

滅茶苦茶で見苦しいものと型にはまったものであれば、後者の方が断然マシです。

型にはまって教えられた料理は、型にはまったことしかできない。わたしは、決して型にはまったものを悪いというのではない。無茶苦茶な心ない料理よりは、まだ型にはまったものの方が見苦しくない。

自分らしさを発揮するには余計なことを考えてはいけません。自然体で物事に取り組むのが一番です。

型を抜けねばならぬ。型を越えねばならぬ。型を卒業したら、すぐ自分の足で歩き始めねばならぬ。同じ型のものがたくさん出ても日本は幸福にはならぬ。山あり、河あり、谷ありで美しいのだ。

北大路が言うように、同じ型ばかりでは国の幸福に繋がりません。各人が個性を発揮することこそ、幸福であり、素晴らしいのです。

型にはまって満足してはいけません。自分らしさとは何であるかを再確認し、精進していきましょう。

型にはまって満足するな、精進を怠るなということだ。

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個性は人それぞれ

自分自身のよさを知らないで、ひとをうらやましがることも困る。誰にも、よさはあるということ。しかも、それぞれのよさはそれぞれにみな大切だということだ。

個性は誰もが持っています。ただ、自分では気付きにくいです。

というか、自分で個性だと思い込んでいるものは本当の個性ではないのかもしれません。

とある漫画家の著書に良い記述があったので引用してみます。

そもそも「個性」というのは、自分が決めるものではなく、人が見て判断するものだと思う。だから、自分で考えるようなものではありませんよ。「自分はこういった個性だから」っていう主張は、ちょっとおかしな話ですよね。
個性というのは、あくまでも人が自分をどう見るかの話であって、自分のほうからアピールするようなものではない。自分と同じ人なんて、本当は世界中を探してもひとりもいないわけですよね。みんな違って当たり前。だから、人は本来、それぞれ「個性的」であるはずなんです。
出典:蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』

自分で定義する個性は思い込みにしかすぎないのかもしれません。個性は他人または診断サイトに判断してもらうのがいいでしょう。

もう一つ大事なことは個性に上下はないということ。値段の高さで物の良し悪しを計れないのと同じです。

牛肉が上等で、だいこんは安ものだと思ってはいけない。だいこんが、牛肉になりたいと思ってはいけないように、わたしたちは、料理の上に常に値段の高いものがいいのだと思い違いをしないことだ。

これは料理に限ったことではありません。

各人の個性はそれぞれの良さがあり、優劣では計れないのです。

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まとめ:みんなちがって、みんないい。

金子みすずの詩に「みんなちがって、みんないい。」とありますが、その通りです。

それぞれ違う存在であることは美しく素晴らしい。個性を発揮することは幸福そのものです。

料理にそのひとの個性というものが表われることも大切であると同時に、その材料のそれぞれの個性を楽しく、美しく生かさねばならないとわたしは思う。

個性は自分では判断しにくいものです。でも、自らの個性を活かせるのは自分だけです。

自分の個性を活かしてこそ、人生はより良いものなっていくでしょう。


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