困難なことに直面した時に、動揺してしまう人がいる一方で、平常心を保っていて冷静な人も存在します。
これには、フラストレーション耐性というのが関係しています。
フラストレーション耐性(frustration tolerance)
ドイツの心理学者 S.ローゼンツワイクによって,「不適切な反応の方式に訴えることなく,フラストレーション (欲求不満) に耐えうる個人の能力」と定義された概念。
出典:ブリタニカ国際大百科事典
動揺する人はこの耐性が低く、逆に冷静な人は高いです。冷静な人は困難な状況も屈せず我慢強いですから、耐性が高いに越したことはありません。
では、その冷静な人の特徴とは?特徴フラストレーション耐性を高めるには?
今回は冷静な人の特徴について書いていきます。
切り替えが早い
冷静な人は何事も引きずることなく、合わないことは諦めます。気持ちの切り替えが早いのです。
不要なものは断捨離します。一つの物事に執着しません。また、「何とかなるだろう」とポジティブ思考で、楽天的です。悩み続けても無駄ですからね。
他にも、自信の強さ、開き直りの早さ、何事もシンプルに考えるのも特徴だと言えます。
小さなことにくよくよすることなく、前向きでいられるからこそ冷静でいられるのです。フラストレーション耐性を高めるには、気持ちの切り替えを心掛けてください。
スポンサーリンク余裕を持たせている
冷静な人は事前に複数のアイデアを用意したり、柔軟に考えるようにするなど自分に余裕を持たせます。不測の事態に備えているのです。
最初の案がダメでも代替案があれば、慌てることはありません。それで補えるかもしれないと、心に余裕ができます。
日頃から複数の案を用意しておきましょう。準備万端こそ冷静さを保つための秘訣です。
気分転換が上手い
冷静な人は気分転換が上手です。仕事とプライベートを割り切っています。
休日に仕事のことを考えることはありません。趣味に没頭するなど、どのようにリラックスするかを考えるだけです。生活にメリハリがあります。
休日では仕事のことは忘れましょう。充実したプライベートを送ってください。オンとオフの切り替えこそ心の休息に繋がります。
まとめ:冷静さはメンタルの強さの証
冷静さは強いメンタルの証です。メンタル強ければプレッシャーに臆することなく、どんな困難や恐怖にも立ち向かえます。
やがて、信頼されて人望も集まり、何事もうまくいくでしょう。怖気付くことなく、冷静であることはこの上ない強みです。素晴らしい人生を歩めるに違いありません。
この記事が冷静な人になるために役に立てば幸いです。
参考:『他人の心理学』(著:渋谷昌三、西東社)
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