周囲に話が上手な人はいますか?主に、学校や職場では見掛けたことがあるでしょう。
コミュニケーション能力の高い人は社会で重宝されます。仕事を円滑に進められるのはもちろん、どんな環境にも適応できるから。だから、誰しも憧れます。
逆に言えば、コミュニケーションが苦手な人は生きづらさを感じるものです。会話が続かなかったり、発言の意図を上手く伝えられないなど弊害は無視できません。改善したい人もいるでしょう。
では、話しの上手い人の特徴とは? 人を惹き付ける話し方とは?
今回は話が上手い人の特徴について考察していきます。
観察力に優れる
話が上手い人は周囲の観察を怠りません。状況把握に優れています。俗に言う、空気を読める人です。
相手の機嫌と場の雰囲気を読み、それに合わせて立ち回りましょう。そうすることで、自分の話に興味を持たせたり、相手を説得することができます。気遣いこそ欠かせません。
また、話上手な人は聞き上手とも言われています。一方的にベラベラ話すのは悪印象ですからね。相手を気遣うから、自然と聞き手にも回れるのです。
スポンサーリンク話し方を使い分けている
相手を惹き付ける話し方にはクライマックス法とアンチ・クライマックス法の2つがあります。
クライマックス法とは説明→結論の順で述べる手法で、相手がこちらに興味を示している場合に効果的です。
一方、アンチ・クライマックス法とは結論→説明の順で述べる手法で、相手がこちらに興味を示さない場合に効果的です。
話が上手い人はこれら2つの話し方を使い分けることができます。故に、プレゼンテーション能力が高く、人を惹き付けるのです。
身振り手振りも欠かさない
話の上手い人は言語だけでなく身振り手振り(ジェスチャー)も対話に入れます。これを非言語コミュニケーションと言います。
非言語コミュニケーションとは、言葉以外の手段によるコミュニケーションのことである。
人間はコミュニケーションを行う時、言葉を使い互いの感情や意思を伝えあってもいるが、「目は口ほどにものをいう」といった諺にも示されているように、言葉よりも顔の表情・視線・身振りなどのほうが、より重要な役割を荷っていることがある。
人間は非言語的コミュニケーションを、顔の表情、顔色、視線、身振り、手振り、体の姿勢、相手との物理的な距離の置き方などによって行っている。
非言語コミュニケーションは言葉では難しいことを表現するのはもちろん、相手との距離を縮める際も有効です。話の上手い人はこれを難なく採り入れることができます。だからこそ、話の上手さ=好感度の高さ=信頼に直結するのです。
まとめ:相手の立場に立てる人こそ話の上手い人
上記の特徴をまとめると、話の上手い人は相手の気持ちを汲み取ることが得意だと言えます。コミュニケーションは相手を理解することから始まるのです。
そのためにも、まずは周りに注意を払いましょう。それから、聞き手になること、2種類の話し方を使い分けること、そして身振り手振りを対話に混ぜましょう。そうしてこそ惹き付ける話ができ、相手との信頼を築けるでしょう。
この記事がコミュニケーションの上達の参考になれば幸いです。
参考:『他人の心理学』(著:渋谷昌三、西東社)