現実でもネットでも、ちょっとした発言から争いに発展するのはよくあること。口は災いの元とはよく言ったものです。
口は災いの元とは、不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒め。
出典:故事ことわざ事典
人は誰しも表現の自由を持っています。人権侵害でもない限り、誰でも自由に何でも主張することが可能です。
表現の自由(ひょうげんのじゆう、英: freedom of speech)とは、すべての見解を検閲されたり規制されることもなく表明する権利。外部に向かって思想・意見・主張・感情などを表現したり、発表する自由。
かといって、変に炎上したり、突っ掛かってこられるのも面倒ですよね。悪意ある人は発言の一部を切り取って歪曲しますから非常に厄介です。誰しもこういった面倒事は避けたいはずてす。
では、無駄に争うことなく穏便に済ませるには? 余計な対立を防ぐためには?
今回は面倒事を避けるために必要な心構え書いていきます。
目次
考えてから発言する
そもそもとして、争いを避けたいのであれば安易で不用意な発言は控えるべきです。
なぜそうなのかを自分で考えたり、相手の立場を考えて発言しましょう。「発言に不適切な部分はないか?」「余計な一言はないか?」など、自分を客観視することが大事です。
“後悔先に立たず”という言葉もあるくらいですし、過度な自己主張は敵を作ります。控えましょう。
スポンサーリンク後悔先に立たずとは、すでに終わったことを、いくら後で悔やんでも取り返しがつかないということ。
すんでいることを後から後悔しても取り返しがつかないので、事前に十分注意しなさいという教え。
出典:故事ことわざ事典
短気は損気
短気は損気とは、短気を起こすと、結局は自分が損をすることになるということ。
短気を起こすと、人間関係がこじれたり、仕事もうまくいかないなどの理由から、結果的に損をするのは自分だということ。「損気」は「短気」に語呂を合わせるために作られた言葉で、「気」に特別な意味はない。
出典:故事ことわざ事典
批判にすぐ反応し反論しても逆効果です。いじめの標的になったり、発言をネタにからかわれたりします。火に油を注ぐだけでしかありません。“短気は損気”とはこのことです。
感情を抑えて冷静になりましょう。効果的なのは無視することです。そうすれば、相手も諦めるでしょう。
人間とって一番辛いことは誰からも相手にされないことです。無闇に反応しないことを心掛けてください。
悪気がなくても謝る
一番穏便に済むのはこれです。相手の怒りも収まるかと。
発言に悪気がなくても、相手を不快な思いをさせたのは事実です。だから、そのことについて謝罪してください。そうすれば、相手もあまり追及しないでしょう。謝ることは自分に非があったことを認め、相手に許しを乞う行為だからです。
何事も丸く収めるためにも、とにかく謝ることが大事です。
終わりに:触らぬ神に祟りなし
わたしたちには表現の自由があります。時には我慢せず意見を主張するのも必要でしょう。
でも、無闇に対立するのは避けたいところ。くだらないことで争ったり、変な人に絡まれたりするのは非常に面倒です。
“触らぬ神に祟りなし”という言葉があるように、余計なことには関わらない方が身のためです。
触らぬ神に祟りなしとは、かかわり合いさえしなければ、余計な災いを受けることもないということ。
出典:故事ことわざ事典
特にネットでは、余計な発言で炎上すれば、個人情報を特定され不特定多数に嫌がらせされることだってあります。
そうならないためにも、穏便に済ませることを心掛けてください。平和こそ何よりの幸せです。