周りにいつも誰かと一緒にいないと気が済まない人っていませんか?
逆に、私は一人でいる時間がないと落ち着きません。群れるのは苦手です。
心理学では、人間である以上「人と一緒がいい」「仲良くなりたい」という欲求は自然なものだと言われています。
でも、そのような欲求が強すぎるのも問題です。さすがに、1人じゃ何もできないというのは辛いでしょう。
「孤独が人を強くする」という言葉があるように、人間には1人でいる時間も必要だと私は断言します。
今回は1人の時間の必要性について語っていきます。
自分に正直になれる
他人と一緒にいる時間が長いと、その人の発言や考えに振り回されて自分を見失いがちです。
これによって「周囲に従うのが絶対」という思い込みが強くなります。
確かに周りの意見は尊重すべきです。でも、それがいつも正しいとは限りません。一旦、1人で内省する時間をとるべきです。
1人で内省することで頭の中が整理され、自我が明確になります。自分の夢や理想、好きなこと、嫌なことなどが改めて分かってきます。
「本当の自分」というのは自分と向き合うことによって分かるものだと私は実感しています。
自分を見失っては生きる意味を見出せず、人生を空虚を感じるようになります。これでは精神的に病んでしまいます。
こうしたことを防ぎ自分を知るためにも、1人で内省することは必要なのです。
自立して行動できる
自立(じりつ)
他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。⇔依存(対義語)
出典:デジタル大辞泉(小学館)
このように、自立とは他人に左右されず自分をで行動することを指します。
いくら親元から離れていても、他人とくっつきすぎては自立しているとは言えません。むしろ、依存性が強くなっています。
他者の協力が必要不可欠なことだってあります。でも、依存していては自分に自信は持てません。弱みを握られるだけです。
1人で何かをやり遂げるというのは難しいことではありません。むしろ、1人でやった方がうまくいくことの方が多いです。
真の「自立」を得るためにも、周囲の反対を恐れずに色々やってみてください。
自分の意思で行動することはうまくいってもいかなくても、どちらにしろ財産になります。
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公平な判断ができる
基本的にわたしたちは自分と親しい人を優遇したり、ひいきにしがちです。他人と一緒にいたがる人ほど、この傾向は強くなります。
また、親しい人が重大な過ちや罪を犯した際も見過ごしがちです。これでは相手のためになりません。どんなに親しい人であろうと強く警告すべきです。後になってからではもう手遅れでしょう。
人は誰しも不公平なことに敏感で、強い怒りをあらわにします。誰だって不当な扱いを受けるのは嫌なことですからね。
本当に親しい人を大事にしたいのであれば、優しさだけでなく厳しく接することも大切です。
他人の評価に左右されない
いつも他人と一緒にいたがる人は相手の評価を強く求めます。相手に自分の存在を承認してもらいたいのです。
おそらく、他人に必要とされないと自分には生きる意味がないと思い込んでいるのでしょう。
相手に必要とされなくても、人は生きていけます。人間なんて腐るほど存在してますから。
そもそも、相手の全てを理解することなんて無理ですし、要求がころころ変わることだってあります。
それに、完璧な人間なんて存在しません。人間にも相性がありますし、全員に好かれる人間なんて存在しません。
他人からの評価がすべてではありません。そんなものに左右されるような人生なんて、まっぴらごめんです。
まとめ:1人の時間も大切に
他人と一緒にいる時間が長すぎては、自分と向き合うことはできません。1人の時間があるからこそ、本当の自分が分かるのです。
それに、相手には相手の都合がありますし、いつまでも一緒になれるとは限りません。
また、人にも相性があります。人の輪に入ることが必ずしも必要だとは限りません。全ての人と仲良くなる必要なんてないのです。他人に必要とされることが自分の存在意義ではありません。
自分の人生なのですから、自分のために生きるのが当然です。自分の夢と理想を見つけて、それを叶えるために行動してください。
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