家庭は本当に必要?家族について3つの考察

現在の家族制度、ブルジョアの家族制度はいかなる基礎の上に立っているか。資本の上、私収入の上に立っている。完全に発達したこの家族制度は、ただブルジョアジーの間にのみ存在している。 ―マルクス、エンゲルス「共産党宣言」
「家庭を持つことは素晴らしいことだ」、「家族を大事にしろ」といった類のことを言われたことはありますか? 婚姻率が減り、離婚率が増えた現代ですが、家族を持つことは未だに美徳とされています。 家庭を持つことが本当に立派な人生なのでしょうか? なぜ人々は家族を欲しがるのでしょうか? 「家族のために死ぬ、もしくは犠牲になる」というのは素晴らしいのでしょうか? 今回は家族について考察していきます。

メディアによる神格化

説、アニメ、ドラマ、映画、ゲーム、全てにおいて家族の大切さを説く作品は数多くあり、これらは称賛されています。 人々はそれらに影響され、結婚し家庭を持つことに夢と理想を抱きます。 しかし、人々が求めていた結婚生活は幻想でしかありません。現実の結婚生活はくだらないことでの夫婦喧嘩やお金と体力を消耗するなど、ロクでもないことばかりです。 やがて、多くの人が自分とその家族に失望するのです。現代の離婚率が高いと言われていることからそう読み取れます。 家族を持つことが、いくら空想上で良く描かれていても現実は空想とは程遠いのです。人生は思い通りにいかないのです。

DVの増加

画像 画像 出典:配偶者からの暴力に関するデータ DV(家庭内暴力)の件数は増えていますし、今後も増え続けるでしょう。 原因はどうであれ、悲しい出来事であることには変わりません。それに、このようなトラブルは子供にとっても精神的ダメージが大きいです。 そう考えると、家族を持つことはリスクが大きいうえに不幸になりやすいだけです。これなら独身の方が幸せになれますね。 「家族を持つことが不幸に繋がる」という風潮が近いうちに来てもおかしくありません。

毒親の誕生

毒になる親は、毒親と略し、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。 日本では2015年時点で毒親という言葉は一種のブームになっており、ひどい親によって被害を受け苦労した体験を語ったという本・漫画等が毒親本毒親ものと呼ばれるジャンルを形成している。 ―毒親 ‐Wikipedia
DVと繋がっていますが、これは家族を持つうえで一番切り離せない問題です。 最近、毒親に関する著書をよく見かけます。わたしたちが思っている以上に被害者が多いのでしょう。 毒親による被害は計り知れません。先ほどのDVはもちろん、過保護だったり、逆に完全無視というのもあります。こんな親では、まともに育つ方が難しいです。 何より、1番たちが悪いのは毒親は自分がまともだと思っていることです。 だから、毒親と分かり合うのはほぼ不可能に近く、まともに関わるだけ無駄です。それに、毒親の子も毒親になる傾向が強いと言われています。これでは負の連鎖でしかありません。 子供は親を選べません。環境も選べません。毒親かつ貧乏であれば、悲惨な人生を送ることになるでしょう。それによってできた心の傷を癒やすには相当の時間が掛かります。 そう考えると、家族を持つというのはリスクが高すぎます。ましてや、毒親問題は他人事ではありません。自分が毒親になることだって十分考えられるのです。

終わりに:家族を持っても幸せにはなれない

いくらメディアが「家族は素晴らしい」、「家族は命を賭けても守れ」と言っても、現実では離婚やDV、毒親から家族の負の部分が見えています。 家族を持つことは素晴らしくも何ともないですし、持ったとしても自己犠牲を払ってまで守る価値なんてありません。 家族を持ったとしても幸せになれるとは限りません。今は幸せでも、後になって亀裂が生じてしまい大変なことになるかもしれません。 自分は家族が必要があるか、持つことで本当に幸せを得られるか、改めて考える必要がありそうです。 関連記事:結婚は不幸だらけ!?データから分かる結婚の真実